足のむくみと心臓

足のむくみと心臓にはどんな関係があるのでしょうか?

心臓は全身に血液を送り込む、古くなった血液を回収する重要な器官です。そのため、異常が生じると影響も全身に及びます。そのため心臓障害(心不全など)が足のむくみの原因となることもあるのです。下半身の血液をうまく心臓に送り返すことができずに足のむくみの原因となってしまうことがありますが、そもそもの心臓のポンプ機能が低下してしまっているケースもあるわけです。

足のむくみの原因となる心臓障害の代表は心不全

足のむくみの原因となる心臓障害の代表格はやはり心不全です。心臓のポンプ機能が低下し、全身へと送られる血液や酸素が減少してしまいます。なお、全身にうっ血症状をもたらす右心不全と肺にうっ血状態をもたらす左心不全の2種類があります。高齢者の発症例が多いほか、動脈硬化がきっかけとなることも多く、生活習慣病との関わりにも注意が必要です。症状にはむくみのほか呼吸困難体重増加など。足のむくみに関しては靴が履けなくなるほどの状態にまでなります。治療法は塩分制限や酸素吸入、安静などのほか、症状に応じてジキタリスや利尿薬といった薬物療法が選択されます。

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肺に血液を送り込んでいる右心室に障害が生じる肺性心

もうひとつ、足のむくみをもたらす心臓障害として肺性心(はいせいしん)があります。正確には肺に生じる病気ですが、その影響で肺に血液を送り込んでいる右心室に障害が生じるのが特徴です。肺結核後遺症や慢性閉塞性肺疾患といった肺の病気が引き金となって発症する病気で、足のむくみのほか、咳や呼吸困難、疲れやすさ、喘鳴などの症状が見られます。悪化するとチアノーゼ症状や肝臓の腫れなども見られます。治療方法はまず原因となった肺の病気の治療。酸素吸入や利尿薬、ジギトキシンなどの強心薬、さらにロサルタンカリウムなどの血管拡張薬が使用されます。

 

心臓の病気は呼吸困難など生活に支障をきたす症状が伴うため、出来るだけ早い段階で治療を行う必要があります。足のむくみだけではすまないことが多いだけに、気になる症状が見られた場合には医療機関で検査を受けるよう、日ごろから心がけておきましょう。