足のむくみと下肢静脈瘤

足のむくみと下肢静脈瘤にはどんな関係があるのでしょうか?

下肢静脈瘤は女性に良く見られる足のむくみをもたらす病気です。簡単に言えば下半身の血流が悪化し、血管が膨れ上がってしまう病気のことです。

下半身の血流が悪化し、血管が膨れ上がってしまう病気

下半身は血行が滞りやすい部分です。心臓から動脈を通して流れ込んできた血液は静脈を通して心臓へと送り返されることになります。その際に老廃物や毒素を回収していくわけですが、下半身は心臓から遠く、しかも重力に逆らって血液を送り返す必要があるため、血行不良に陥りやすいのです。また、重力に逆らって血液を流す静脈には逆流を防ぐため弁がついています。しかしこの弁が損傷を受けてしまうと逆流が生じ、血液が流れず、どんどん溜まってしまいます。その結果血管がどんどん膨らみ、太くなっていき、瘤のような盛り上がりができて皮膚表面に浮かび上がります。これが下肢静脈瘤です。

 

皮膚表面に青い血管が筋のように浮かび上がるのが大きな特徴です。最大の要因とされているのが遺伝。両親に下肢静脈瘤が見られる場合には90パーセント、片親に見られる場合には45パーセントの割合で発症するといいます。それ以外には長時間立ち仕事を続けていたり、妊娠などを気にホルモンバランスが急激に乱れた場合に発症することがあります。

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倦怠感、かゆみ、こむら返りなどの症状がある

下半身の血流が滞ることで老廃物や余分な毒素を溜め込みやすくなり、むくみが生じやすくなるのですが、他にも倦怠感かゆみこむら返りといった症状が見られる場合もあります。進行すると皮膚表面が凸凹になってしまい、外見の面でも大きな問題をもたらします。

 

治療方法としては逆流を起こした血管を引き抜くストリッピング治療のほか、レーザーを照射して逆流を起こした血管を閉じてしまう血管内レーサー治療などの選択肢があります。これまではストリッピング治療が一般的でしたが、より負担が少なく、傷跡も残りにくい血管内レーザー治療が普及している状況です。他には血管を固める硬化剤を注入する硬化療法や逆流を起こした血管を縛って流れを止めてしまう結紮術などの方法もあります。深刻な病気ではありませんが、悪化する前に適切な対処をしておきたいところです。